業務用ドライヤーは市販のものと何が違うのか

業務用というと、プロが使うものですので、何となく「市販のものよりいい、レベルが違う」というイメージがわきます。確かに、プロがわざわざ高いお金を出して、市販より高いものを買う訳ですから、それなりに優れているのは間違いありません。では、具体的に何が違うのかをご説明していきたいと思います。

1.頑丈に作ってある
あなたは、1日にドライヤーを何回使いますか?多分、1回か2回だと思います。それで10年くらいで買い換えるのが普通ではないでしょうか。

しかし美容室は違います。規模の大きい美容室では、1個のドライヤーが1日20~30回(もしくはそれ以上)は稼働しているものと思われます。大雑把に、家庭の20倍の頻度で使われていると仮定すると、買い替えのタイミングは20倍速く訪れることになります。10年の20倍、つまり半年に1回買い換えることになります。

こんなにすぐに買い換えていては、美容室側は面倒ですし、買い替えの費用もバカになりません。よって、業務用は家庭用より頑丈で長持ちするように作られているものが選ばれるのです。

2.効果が長期間持続し劣化しない
髪を美しくする効果、殺菌効果など、優れたドライヤーには様々な効果が付いていますが、その性能は通常、使えば使うほど衰えていきます。新車と10万キロ乗った車では、燃費やその他の性能が違いますが、それと同じです。

しかし、美容室の仕事はお客様の髪をいかに美しく見せるかが勝負です。性能は常に最高品質を保っているのが理想です。ですから、家庭の20倍のスピードで性能が衰えていては、そのドライヤーはすぐに使い物にならなくなってしまいます。それに、素人では気付かない微妙な性能劣化も、プロには目につきます。よって、業務用は家庭用より効果が長期間劣化しないドライヤーでなくてはいけないのです

3.素早く乾く
美容室では、髪を乾かすスピードも重要になってきます。早く乾けば乾くほど、仕事はスピードアップし、たくさんのお客様をさばくことができますし、短縮できた時間を、髪のセットや散髪にあてることもでき、その分余裕をもって仕事をすることが出来ます。

4.その他
全ての業務用にあてはまるわけではありませんが、見栄えよりも軽さを重視する傾向にあります。その理由は、美容師が1日に何十回もドライヤーを持つので、軽いほうが楽だからです。軽さを追求すると、高級感を演出する素材よりも、軽量プラスチックなどが選ばれ、その結果、見栄えは質素なものになります。その代り、軽くて非常に使いやすいです。

このように、業務用ドライヤーは、プロの美容師の要望に応えたものであり、高い価格それなりの価値があるものなのです。

以上の点を考慮して、業務用を選ぶのか、家庭用を選ぶのか、判断をしていただければと思います。