何といってもヘナです
基本的に白髪染めやカラーリング剤は、化学合成物質で作られており、頭皮に悪影響を及ぼします。しかし、唯一の例外があります。それはヘナでの白髪染めです。
ヘナとは、ミソハギ科の植物で、ハーブの一種です。ヘナには白髪染め以外にも「保湿作用」「タンパク質補修作用」「汚れを浮かす作用」などがあるため、天然のトリートメントとしても使われます。
ヘナの、髪のたんぱく質に付着する性質を使って白髪を染めます。ヘナはオレンジ色で、ヘナだけで白髪を染めると鮮やかなオレンジ色になるため、木藍(インディゴ)という藍色のハーブを混ぜて黒っぽい色に仕上げます。木欄は、着物やゆかたを染める原料としても有名な天然染料です。(ジーンズのインディゴは化学染料です)
ヘナも木藍も無害で、天然ハーブとして髪や頭皮によい影響を与えます。中には、ヘナを使い続けただけで、くせ毛が改善された、という人もいるようです。
なお、ヘナでは黒髪は染まりませんので、白髪染め以外のカラーリングに使うことはできません。
ヘナの弱点
白髪が染まる、髪にも頭皮にも良い影響を与える、そんな良いこと尽くしのヘナですが、実は弱点があります。
1.色が徐々に抜ける
ヘナは、洗うたびに徐々に色が落ちていきます。よって、1か月に1回ほど白髪染めしなくてはいけません。スーパーや薬局で売っているような、過剰な洗浄力を持つシャンプーを使っている場合、色落ちはさらに早くなります。
2.染め上るのに時間がかかる
通常の化学染料ですと、10~20分で染まりますが、ヘナは染まるまでに1~2時間かかります。傷んでいる髪ほど染まりにくく時間がかかります。
これらの弱点が面倒、我慢できない方は、出来るだけダメージの少ない化学染料を使ってください。
また、美容室で「ヘナカラー」というメニューをたまに見かけますが、美容室のヘナは、ほぼ「化学染料を混ぜている」と考えて間違いありません。美容室では、客の回転を速くしないと商売にならないため、20分程度でヘナが染め上りますが、ヘナはどんなに温めようが、電気を当てようが、そんなに速く染まることはあり得ません。
また、美容室のヘナカラーは色落ちしません。これも化学染料のなせる業です。無害の天然ヘナで染めるには、自分でやるしかありません。
白髪染め以外のカラーリングはしない方が良い
黒髪を変色するカラーリングは、髪も頭皮も痛めます。ましてや、薬局で売っている安価なカラーリング剤は、頭皮へのダメージが激しく、くせ毛治療には百害あって一利なしです。
どうしてもカラーリングしたい、という方は、下記にお勧めするカラーリング剤を使ってみてください。(ただし、1番目に紹介しているヘナでは黒髪は染まりません)
くせ毛.netが自信をもってお勧めするカラーリング剤(白髪染め)
1.かの子のハーバルヘナ(ヘナ)
2.ヘアボーテ エッセンスカラーフォーム(化学染料)
3.フラガール ポイントカラー(化学染料)