頭皮には常在菌がいます。フケが出る原因は、その常在菌が「増え過ぎた」ことによるものです。(頭皮の乾燥が原因ではない!!)
常在菌の増え過ぎを抑えて、健康な頭皮を取り戻せば、フケは出なくなります。
このページでは、フケをなくすために、常在菌の増え過ぎを抑える方法をあらゆる角度から記述していきます。
■目次
- 頭皮のフケをなくすシャンプー選び術
- 頭皮のフケをなくすカラーリング術
- 頭皮のフケをなくすヘアトリートメント選び術
- 頭皮のフケをなくす頭皮シャンプー術
- 頭皮のフケをなくす仕上げ術
- 頭皮のフケをなくす生活習慣術
頭皮のフケをなくすシャンプー選び術
頭皮に優しいシャンプーを選ぼう
頭皮にフケが出ている人は、頭皮の健康状態が良くありません。よって、刺激の強い成分の入ったシャンプーは、さらに頭皮を弱らせる原因となります。
頭皮が弱れば抵抗力が弱まり、常在菌が勢い付いて、大繁殖します。
出来る限り「自然派」のシャンプーを使って、頭皮に刺激を与えずに優しく洗って、頭皮の健康を取り戻していきましょう。
特に、スーパーで大量に売られている「ラウレス硫酸ナトリウム」「ラウレル硫酸ナトリウム」が入ったシャンプーは絶対に使わないでください。
頭皮のフケをなくすシャンプー7選
<アミノ酸系>
1.ハーブガーデンシャンプー 2.ゲルファミリーアミノシャンプー
<石鹸系>
3.シャボン玉無添加せっけんシャンプー
4.シャボン玉EMせっけんシャンプー
5.シャボン玉パウダーせっけんシャンプー & シャボン玉パウダーリンス
6.シャボン玉固形シャンプープチパレ
7.パックスナチュロンシャンプー
この7つは徹底して厳選しています。それほど、頭皮に刺激のないシャンプーとは少ないものなのです。
リンスでおすすめできるのは 5のシャボン玉パウダーリンスだけです。
石鹸系の3.4.6.7はこのシャボン玉パウダーリンスを使うことをおすすめします。(使わなくても可)
アミノ酸系の1.2はリンスなしで大丈夫です。
フケ専用のシャンプーを使うのはおすすめできない
フケを抑えるシャンプーというのが売られています。
フケを抑える原理は「頭皮のターンオーバーを遅らせて角質の出を少なくする」というものです。
確かに、一時的にフケは少なくなるでしょう。
しかし、ターンオーバーを遅らせれば、新しい皮膚が出るのが遅くなる訳ですから、不健康この上ありません。
頭皮のフケをなくすには、新しい皮膚にどんどん出てきてもらって、健康な頭皮に早く生まれ変わるよう促進しなくてはいけません。
フケ専用のシャンプーは、頭皮のフケ根本的解決への道とは逆のことをやっているわけです。
リンス・コンディショナーを使うのはやめよう
リンス・コンディショナーには通常「陽イオン界面活性剤」という吸着剤が配合されています。
髪の毛に配合成分を吸着させることで、髪質を向上させます。
しかし、頭皮は清潔が一番で、陽イオン界面活性剤が頭皮に吸着するのはあまり好ましくありません。
特にフケが出る不健康な頭皮に使うのは良くないと思いますので、頭皮が健康になって、フケが出なくなってから使うようにしましょう。
ただし、100%クエン酸で出来ている シャボン玉パウダーリンス だけは例外で、頭皮への悪影響は一切ありません。
トリートメントを使うのはやめよう
トリートメントをおすすめしない理由も、リンスと全く同じです。
トリートメントにはほぼ100%、陽イオン界面活性剤が配合されています。
ただし、同じトリートメントでも「洗い流さない」トリートメントには、おすすめできるものがありますので後述します。
頭皮のフケをなくすカラーリング術
白髪染めはヘナを使うか美容院でやろう
白髪染めは、頭皮に付くと甚大な悪影響をもたらします。
頭皮が悪化しては、フケも悪化してしまいます。
美容室では通常、白髪染めが頭皮になるべく付かないように、薬を塗って頭皮をカバーします。
しかし、自宅では頭皮を守る手だてがありません。
よって、白髪染めは、頭皮が健康になるまで、美容室でやるようにした方がいいです。
ただしヘナは例外です。
ヘナは天然ハーブで出来た白髪染めで、頭皮にも大変良い影響をもたらします。
カラーリングはできるだけやめよう
髪の色を変えるカラーリングは、お洒落に一役買いますが、白髪染め同様、頭皮に付くと甚大な悪影響を及ぼします。
できれば、頭皮が健康になってフケがなくなるまで、カラーリングはやめた方がいいです。
どうしてもカラーリングしたければ、美容院でやることをおすすめします。頭皮を守る薬を塗ってくれます。
なお、ヘナは白髪染めにしか使えず、黒髪を違う色に染めることはできません。
頭皮のフケをなくすヘアトリートメント選び術
ヘアクリームやジェルはできるだけ使わないようにしよう
髪型を整えるヘアクリーム・ヘアスプレー・ワックス・ムース・ジェルなどは、頭皮に付くと負担になります。
頭皮が健康になって、フケが出なくなるまでは、出来るだけ使わないようにしましょう。
使うときは毛先だけに使うことをおすすめします。
洗い流さないトリートメントは頭皮に優しいものを使おう
洗い流さないトリートメントは、頭皮に負担にならない成分で構成されたものを使いましょう。
椿油、ゆず油、あんず油、馬油などの、天然油脂がおすすめで、頭皮にも良い影響を与えてくれます。
頭皮のフケをなくす洗い流さないトリートメント6選
1.美椿スキンケアオイル
2.モーガンズ ディープモイストオイル
3.利島特産 島椿 純粋椿油
4.馬油ヘアオイル
5.ゆず油 無添加ヘアオイル
6.天然あんず油
余計な化学成分を含まない、天然オイルだけで構成されているものを厳選しました。
特に1は極限まで不純物を精製したオイルで、肌に塗っても全く負担がなく、値段は張りますが、頭皮には最高のオイルといえます。
頭皮のフケをなくす頭皮シャンプー術
シャンプーは毎日しよう
以外に多いのが、髪を毎日洗っていない人です。特に冬。
「特に高齢の方は、髪が傷むので、2~3日に1回でいいです。」などとデマを流すテレビ番組まであります。
毎日洗っても髪は傷みません!!高齢でも同じです。
毎日洗わないと細菌が繁殖して、頭皮が傷むことによって、髪も傷みます!フケも出ます。!!
多少パサついても、ヘアオイルを塗れば大丈夫です。
髪は毎日洗いましょう。
髪ではなく頭皮を洗おう
最も汚れて、最も洗いづらいのが頭皮です。
頭皮を意識して洗ってください。
頭皮が清潔にならなければ、頭皮のフケはなくなりません。
頭皮をシャワーで徹底的に洗い、頭皮をシャンプーし、頭皮を徹底的にすすいでください。
頭皮を徹底的に洗えば、髪の汚れも勝手に落ちるので、髪を洗う必要はありません。
洗うのは髪ではありません、頭皮です!
シャンプーを付ける前に徹底的にすすごう
ほとんどの人は、髪を濡らしたら、すぐにシャンプーを付けますよね。シャンプーメーカーの「シャンプーのやり方」にも大抵、そう書いてあります。
しかし!!
頭皮を改善して、頭皮のフケをなくすには、すぐにシャンプーを付けてはいけません。
シャンプーを付ける前に、5分以上かけて、頭皮を徹底的にすすいでください。
「もうお湯ではこれ以上落ちない、限界」というところまで洗ってから、シャンプーすると、シャンプーの効果も倍増し、頭皮を清潔に洗うことができます。
シャンプーはケチらずにいっぱいの泡で洗おう
シャンプーの泡は、汚れを頭皮からはがして、浮かすことができます。
頭皮についている細菌を残らず、たくさんのシャンプーの泡ではがして浮かしましょう。
浮かした細菌を、シャワーで洗い流してしまえば、より清潔な頭皮になって、頭皮のフケをなくすことができます。
すすぎは徹底的に!シャンプーを頭皮に一滴たりとも残してはいけない
せっかく汚れをシャンプーで浮かしても、シャンプーを洗い残してしまったら、「シャンプー」「汚れ」「細菌」が頭皮に残ってしまいます。
残った細菌は、残った汚れやシャンプーをエサにして、繁殖します。
そうなると、頭皮のフケはなくなりません。
徹底的にすすぎましょう。シャンプーは一滴たりとも残してはいけません!
頭皮のフケをなくす仕上げ術
洗い流さないトリートメントは風呂場で付けよう
頭皮を徹底的に洗うと、髪の油分が一時的に不足します。
水分は油分によって髪に保たれているので、髪が濡れて水分がたっぷり含まれているときがチャンスです。
洗ってすぐに油分を補給することによって、髪の内部に浸透した油分が水分と結びついて、水分をがっちりキープします。
すると、ドライヤーで髪を乾かしても、髪の内部の水分は蒸発せずに、油分によってキープされるのです。
ドライヤーは根元まで!髪は徹底的に乾かそう
エサ、湿気、この2つが細菌を繁殖させます。髪の毛に湿り気が残っていると、細菌繁殖の原因になり、フケがなくなりません。
髪の毛の表面だけ乾かしても、根元に湿気が残っていれば、細菌が繁殖する原因になります。
ドライヤーは根元まで!しっかり乾かしましょう。
冷風をあてると、より速く、しっかりと乾きます。
頭皮のフケをなくす生活習慣術
グッスリ眠ろう
睡眠をしっかり取ればとるほど、身体の免疫力が上がります。
頭皮のフケの原因は細菌にありますから、体の免疫力が上がれば、細菌の繁殖と活動を抑えることができます。
睡眠時間が足りないと、身体の免疫力が下がり、細菌が繁殖しやすい環境になります。
深く、たくさん、眠りましょう!
野菜や果物を食べよう
身体の免疫力を上げる栄養素は、ビタミンC、βカロチン、ポリフェノールなどたくさんありますが、それらは野菜や果物に多く含まれています。
免疫力が上がれば、細菌の繁殖を抑えることができて、頭皮のフケをなくすことができます。
できるだけ多くの野菜や果物を食べましょう!