くせ毛 シャンプー解析 ツバキ(紫) トリートメント

2018/1/25 やすっち初の著書、発売!
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メーカー:株式会社資生堂
製品名:TSUBAKI ボリュームタッチ トリートメント
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ツバキ(紫)トリートメントの特性

○ノンシリコントリートメント
○パラベンフリー
○椿油&椿麹S配合

くせ毛.netの見解

このツバキ(紫)シリーズは、髪を広げる、ボリュームアップすることが目的で、そもそも髪のボリュームダウンを目指す、くせ毛の私達とは目的が合いません

また、髪を広がるようにして、ボリュームを与えることが目的のツバキ(紫)シリーズになぜ、トリートメントが存在するのか、正直、その意義がよく分かりません(^^;

トリートメントで髪に栄養を与えれば、「髪の毛の重さがアップする」「髪の毛の水分バランスが整う」ことによって、髪の広がりが収まりボリュームがダウンしてしまいます。

つまり、髪を広がるようにしてボリュームアップするのが目的のシャンプーシリーズに、トリートメントという髪の広がりが収まってボリュームダウンしてしまう製品がラインナップされているわけです。

成分を見ると「(赤)(白)シリーズよりはボリュームダウン成分の配合を控えめにしている」という感じで、結局、髪は控えめながらもボリュームダウンされてしまいます。

ただし、このトリートメントを使って、髪を広がるようにしてボリュームアップする方法もあります。どうやるのかというと・・・

4級陽イオン界面活性剤は、髪や頭皮に吸着します。当然毛穴にも吸着しますから、頭皮にべっとり付けてすすぎを甘くすれば、毛穴がトリートメントで詰まります

するとあら不思議、髪は広がってボリュームアップするのです!

なぜなら毛穴が詰まると、髪が立つからです。

でもこの方法は、髪は確かに広がってボリュームアップしますが、残念ながら薄毛は悪化します。

正しく使って髪をボリュームダウンさせてしまうのか
毛穴を詰まらせて髪をボリュームアップさせて薄毛を悪化させるのか

どっちも良い選択とは思えません(^^;

くせ毛のメンズには向いているか?

頭皮に付けば、毛穴に吸着して詰まらせてしまいます。毛穴が詰まればくせ毛は悪化し、髪は広がります。

当然、それはくせ毛のメンズも同じです。

よって、くせ毛のメンズには向いていません。

くせ毛の子供には向いているか?

毛穴が詰まる、いかにも身体に悪そうですよね。毛穴が詰まるだけでなく、吸着した成分は、頭皮のかゆみや湿疹の原因にもなります。

吸着した成分をエサとして細菌が繁殖し、頭皮の臭いの原因にもなります。

特に子供は新陳代謝が活発で、細菌のエサが増えやすい傾向にあるので注意が必要です。

よって、くせ毛の子供にも向いていません。

残念な点

くせ毛の髪の毛の広がりを抑えたい、ボリュームダウンさせたいという私達と、ボリュームアップを目指すシリーズのコンセプトが全く合っていないことです。

同じツバキシリーズを使うなら、(赤)か(白)を使うべきでしょう。

ツバキ(紫)トリートメントの使い方(注意点)

くせ毛を治すために、このトリートメントをおすすめできるポイントが何一つないのですが、「せっかく貰ったから使いたい」などの人のために書きます。

頭皮には付けないで下さい。
頭皮に付かないように使ってください。
髪に付ける分にはOKです。

以上、総合的に見て、ツバキ(紫)トリートメントは、くせ毛を治すにはおすすめできないトリートメントです。

くせ毛.netがおすすめするトリートメント

シャンプー解析 トリートメント全成分

(くせ毛改善に向かない成分を △ × ×× の三段階で表示)


いわゆる普通の水です

ソルビトール
増粘剤で、とろみを出すのに使われます。保湿剤として、髪や頭皮を保湿して、乾燥から守ります。抗菌剤として、頭皮のかゆみ・臭い・湿疹・フケなどを防ぎます。薔薇やトウモロコシなどから作られる安全な成分です。

イソペンチルジオール
保湿剤として、髪や頭皮を保湿して、乾燥を防ぎます。抗菌剤として、頭皮のかゆみ・臭い・湿疹・フケなどを防ぎます。石油から作られますが、比較的安全な成分です。

セタノール
エモリエント剤として、髪の毛や頭皮に膜を張り、保護する成分です。髪や頭皮を保湿して乾燥を防ぎ、健やかに保ちます。ヤシ油・パーム油由来の安全で優しい成分です。

××ベヘントリモニウムクロリド
4級陽イオン界面活性剤で、各成分を吸着させるトリートメント成分です。静電気防止、抗菌効果もあり、頭皮のかゆみ・臭い・湿疹・フケなどを防ぎます。旧表示指定成分で毒性強く、くせ毛を治すシャンプー成分としては最も向かない成分です

ミネラルオイル
俗にいう鉱物油で、ワセリンなどと同じです。髪や頭皮には全く浸透しないオイルで、エモリエント剤として髪や頭皮に膜を張って乾燥から守ります。石油から作られますが、安全な成分です。

ベヘニルアルコール
高級アルコール。コンディショナーやトリートメントのベースとなるオイル成分。乳化安定剤として、水溶成分と油溶成分が分離しないようにします。エモリエント剤として、髪や頭皮を保護して保湿し、乾燥から守ると同時に、皮膚を柔らかくしてなめらかする効果があります。菜種油由来の安全な成分です。

メタケイ酸アルミン酸Mg
胃薬の成分で、胃酸を中和するために使われます。シャンプーやトリートメントでは、抗ケーキング剤として、成分が固まらないようにするために配合されます。安全な成分です。

メントール
抗菌作用や炎症を抑える作用があり、常在菌の繁殖を抑えて頭皮のかゆみ、臭い、湿疹、フケ、吹き出物を抑える効果があります。ミントや薄荷に含まれる天然のメントールと、化学合成で作られるメントールがありますが、いずれも安全で優しい成分です。

タマリンドガム
増粘剤で、とろみを出すために配合されます。タマリンドという豆から抽出される安全な成分です。

ステアリルジヒドロキシプロピルジモニウムオリゴ糖
エモリエント剤、保湿剤として、髪や頭皮に膜を張って保湿し、乾燥から守ります。石油、ヤシ油、デンプンなどから作られますが、安全な成分です。

ヒドロキシプロピルシクロデキストリン
環状オリゴ糖であるシクロデキストリンの一種。キレート剤として、陽イオンミネラルによって洗浄力が落ちないように、陽イオンミネラルを封鎖し、洗浄力を維持します。また、乳化安定剤として、水分と油分が分離しないようにします。安全な成分です。

ツバキ種子油
椿の種子から抽出されたエキスで、消炎作用、コラーゲン生成促進作用、ヒアルロン酸生成促進作用、抗糖化作用、血行促進作用があり、肌の赤みや炎症を抑える効果、肌の弾力を付ける効果、アンチエイジング効果、育毛効果が期待できます。

ポリクオタニウム-11
陽イオンポリマーで、帯電防止剤として、また髪の手触りを良くするために配合されます。安全な成分です。

タウリン
疲労回復で有名なアミノ酸ですが、ここでは保湿剤として配合されているものと思われます。髪や頭皮を保湿して乾燥から守ります。体内にも存在する安全な成分です。

水溶性コラーゲン
保湿剤として有名な成分。髪や頭皮を保湿して乾燥から守り、張りと潤いを与えます。

アスペルギルス/ツバキ種子発酵エキス液
資生堂がTSUBAKIのために開発し「椿麹S」と名付けた成分。保湿剤、柔軟剤です。髪や頭皮を保湿して、乾燥から守り、柔らかくします。椿の種子をアスペルギルス(麹カビ)で発酵させて得られたエキスで、安全な成分です。

イソプロパノール
エタノール同様、消毒用アルコールとして有名な成分。抗菌剤として、頭皮のかゆみ・臭い・湿疹・フケなどを防ぎます。また、配合したエッセンシャルオイルが分離しないようにする効果があります。頭皮から水分や油分を蒸発させることで、スーッとする感触が出ます。

グリセリン
3価アルコール。保湿剤として、髪や頭皮を保湿して、乾燥から守ります。超有名な成分で、ほとんどの化粧水の主原料であるほか、あらゆるシャンプーやリンス、保湿クリームなどに配合されている。天然油脂由来の安全な成分です。

クエン酸
梅干し、レモンやみかんなどの柑橘類に含まれる酸っぱい成分。ph調整が主な役割ですが、収れん(肌を引き締める)効果、新陳代謝促進効果などの働きもします。でんぷんや糖を発酵させて作られる、安全な成分です。

×PG
保湿剤として、髪や頭皮を保湿して乾燥から守ります。また抗菌剤として、頭皮のかゆみ、湿疹、臭い、フケを防止する効果があります。旧表示指定成分で、様々な毒性が指摘されており、くせ毛を治すシャンプー成分としては向かない成分です

BG
保湿剤で、髪や頭皮を保湿して、乾燥を防ぎます。エキスの抽出にも使われます。抗菌作剤として、頭皮のかゆみ・臭い・湿疹・フケなどを防ぎます。化学合成で作られますが、安全な成分です。

トコフェロール
いわゆる天然ビタミンEです。優れた抗酸化作用で知られ、血行促進作用があります。頭皮改善、アンチエイジング効果、育毛効果が期待できます。

フェノキシエタノール
毒性が極めて低い防腐剤。しかしゼロではないので、くせ毛を治すシャンプー成分としては、なるべく配合して欲しくない成分ですが、品質を保つためにやむを得ないところではあります。

×香料
いい香りを付けると同時に、化学合成成分の臭いを消すために配合されたと思われる化学香料。毒性が懸念されており、くせ毛を治すシャンプー成分としては、なるべく配合して欲しくない成分です

××赤227
着色料。まさに色を付けるためだけに使われ、それ以外の効果は全くありません。毒性が懸念されており、くせ毛を治すシャンプー成分としては最も向かない成分です

××黄4
着色料。まさに色を付けるためだけに使われ、それ以外の効果は全くありません。毒性が懸念されており、くせ毛を治すシャンプー成分としては最も向かない成分です

くせ毛.netがおすすめするトリートメント