パラベン?界面活性剤?シャンプーでよく耳にする○○フリーについて解説します

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■目次

    1. パラベンフリー
    2. 合成着色料フリー
    3. 合成香料フリー
    4. 石油系界面活性剤フリー
    5. 合成界面活性剤フリー

○○フリーとわざわざ謳うということは

①○○が良くない成分なのでフリーにした
②○○は普通のシャンプーには入っている

ということを意味しています。では、その成分が

「どんな成分なのか」
「その成分の何が良くないのか
「なぜ普通のシャンプーには入っているのか」

について解説します。

パラベンフリー

パラベンとは、有名な合成防腐剤です。
毒性があることがハッキリしているため、旧表示指定成分として配合量が制限されています。

あまりに有名になったため、「パラベンフリー」と表示すると、いかにも危険な化学物質を排除しています的なアピールになります

よって、安全性をアピールしたいシャンプーやトリートメントは、こぞってパラベンを排除して「パラベンフリー」をアピールするのです。

しかし、パラベンフリーだからといって、全く安心はできません。実はパラベン以外の化学物質はてんこ盛りだったりすることがあるからです。

また、パラベンフリーと書いてある場合、パラベンでない合成防腐剤(安息香酸ナトリウムなど)が入っている可能性が高いので、パラベンフリーをアピールするシャンプーには注意が必要です。

よって、くせ毛.netでは、例え「パラベンフリー」でも、それだけでは評価せず、他の合成防腐剤が入っていないかも含めて評価します。

合成着色料フリー

合成着色料とは「赤4」「黄5」「青12」など、番号が付いた色素で、別名「タール色素」とも呼ばれる石油化学製品です。毒性があることがハッキリしているため、旧表示指定成分として配合量が制限されています。

メーカーがシャンプーに合成着色料を配合する目的はただ一つ「色が綺麗な方が売れる」からです。

髪にも頭皮にも肌にも、毒になるだけで全く必要のない成分です。しかし毒性があっても色が綺麗な方を多くの消費者は選択するのです。

よって、くせ毛.netでは、合成着色料フリーを、毒性のある合成着色料を配合しない、美容を重視したシャンプーであると言えます。

合成香料フリー

合成香料とは、石油化学製品で作られた香料です。毒性があることがはっきりしているため、旧表示指定成分として配合量が制限されています。

メーカーが合成香料を配合する目的は二つです。

「いい匂いがする方が売れる」
「化学合成成分の不快な臭いを消す

石油化学合成で作られた成分の中には、不快な臭いがする成分もあります。そういう不快な臭いがする成分をシャンプーに配合した場合、その臭いを消す必要があるのです。

よって、くせ毛.netでは、合成香料フリーを、毒性のある合成香料を配合しない、美容を重視したシャンプーであると言えます。

また、香料にはペパーミントやラベンダーなどの「天然香料」もあり、それらを配合したシャンプーは、さらに優良なシャンプーであると言えます。

石油系界面活性剤フリー

石油系界面活性剤とは、主に「ラウレル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」の2つを指します。

この2つは、毒性があることがはっきりしているため、旧表示指定成分となっています。

メーカーが石油系界面活性剤を配合する理由はただ一つ「原料が安いから」です。石鹸も原料は安いのですが、製造に手間がかかります。

アミノ酸系界面活性剤は、原料が高く、その分シャンプーの値段が高くなってしまいます。

多少の毒性があっても、安い方を多くの消費者は選択するのです

よって、くせ毛.netでは、石油系界面活性剤フリーを、毒性のある石油系界面活性剤を配合しない、美容を重視したシャンプーであると言えます。

合成界面活性剤フリー

この場合の「合成界面活性剤」とは通常、石鹸以外の界面活性剤全てを指します。つまり
「石油系界面活性剤」
アミノ酸系界面活性剤」も含まれるわけです。

こういう表示をするのは石鹸メーカーで、代表的なのは「シャボン玉」「パックス」「ミヨシ」などです。

石鹸メーカーには「石鹸こそが最も安全で信頼できる界面活性剤である」という信念があります。

儲ける事だけを考えれば、安くて大量に作れる「石油系界面活性剤」でシャンプーを作ればいいだけの話です。それをやったのが

花王
ライオン
P&G

などです。

しかし、身体に安全なものだけを作るという、信念を曲げなかった彼らは「石油系界面活性剤」を製品に使いませんでした。

「石油系界面活性剤」「合成香料」「合成着色料」「シリコーンオイル」を使った石油ケミカルシャンプーとの競争に負けた石鹸製品は、スーパーの棚から姿を消し、石鹸メーカーは苦境に陥ります。

その苦境は昭和40年代後半から平成まで続いていきます。

しかし、それでも信念を曲げなかった石鹸メーカーは、近年の「オーガニック」「安全な製品」などのブームによって、不死鳥のようによみがえります。

石鹸メーカーが謳う「合成界面活性剤フリー」には、苦境に陥っても信念を貫き通したという誇りが込められているのです。

石鹸は紀元前から人間が使ってきた「歴史が証明する安全な製品」であり、くせ毛.netでも、アミノ酸製品と並んで、石鹸製品を推奨しています。

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